よどみの里 もくじ

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よどみの里                      

作:海部守

時:平安の頃

所:日本のような国

登場人物

・与一

・スミ

・又左   :与一の父(姿を現さず影と声だけでも可)

・吾朗太  :スミの父

・婆 ・長七

・黎明

・僧

・大工

・牛追

・商人

・野菜売

・男1

・男2

・男3

・女1

・女2

・女3

・幸吉

・霞

・コズエ

【あらすじ】 早瀬村には川を境に栄える北集落と見放された者たちが集まる東集落がある。 東集落に住む与一たちは北の集落の繁栄が碧神様と呼ばれる神から与えられていることを知っていた。 碧神は繁栄を与える代わりに七年毎に生贄を求めていた。 与一の姉も北の繁栄のために命を奪われた。その姉がいなくなってもうじき七年目がやってくる。 早瀬村には年頃の娘がいない。 このままでは村は碧神の祟りを受け東の村よりも貧しくなるだろう。 その与一の前に姿を消した父が現れ、 「アレは神などではない。神などではない。都に住む橘の君なら、あるいは……。口惜しい……」 そう言葉を残して消える。

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第一場

第二場

第三場

第四場

第五場

第六場

第七場

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第十場

第十一場

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第十三場

第十四場